ブルースセッション定番曲 よく演奏される曲を紹介 No.2
こんにちは! なべQです。
ブルースセッション行きたいけどちょっと今の自分にはまだ無理かな。
何回か行ったことはあるけど知らない曲がでてきて緊張してしまう。
とういう方に向けてセッション定番の曲を紹介しています。
ブルースセッション定番曲よく演奏される曲 第二弾 10曲を厳選して紹介!!
・ブルースセッションでよく演奏される定番の曲を3回に分けて紹介します。
・曲のキーや演奏のポイントを紹介します。
ではなぜセッションに出るためにブルースの定番曲を 知っていた方がいいのか?
ブルースセッションは1ステージ 2曲づつ演奏します。多い時は3~4回転ぐらいです。
一回のセッションで自分が演奏する曲数は6曲~8曲ぐらいでしょうか。
自分がヴォーカル&ギターならその中である程度自分の知っている曲を演奏しますが、
ギタリストならボーカルに曲を合わしていくので全部知らない曲ということもありえます。でも演奏される曲の大半は定番曲が多いので定番曲を知っておくほうが冷や汗をかかなくて済みます。
最初にヴォーカルの方から
これ知ってる?と聞かれますが、
「え、弾けないの」 となると気まずい時もあります。
自分の好きな曲だけ知ってるだけではセッションではできません。
とは言っても
そんなにセッションで厳しい人はいないので安心してください。
いっぱいいっぱいで上手くいかなかったとしても怒られることはないですから。
大丈夫です。
しかし最低限覚えておくのもマナーです。
定番曲を覚えているのと覚えていないのでは自分の緊張感も変わります。
出番が来た時にドキドキしなくて済みますし、楽しくセッションに参加するために覚えておきましょう。
覚え方です
①目標を定める
定番曲をまず10曲覚えるなど、メモに書き出す スマホのメモでもいいです
書くということが大事です。いつでも見れるようにしておく。
自分の目標をいつでも見れるようにスマホの壁紙に貼る方法をある方に教えて頂きましたが、誰かに見られたら恥ずかしいので私は自分のしなければならないノルマをスマホのカレンダーに入力して毎日朝、昼、晩とお知らせするようにしています。
結構効果的です。
②簡単な曲から覚えていく。
まずは3コードの簡単な曲から始める。ブルースはほとんどが3コード(今回は変則的なコード進行も紹介しています)なので一つのキーを覚えたらあとはフレット場所を変えるだけでキーが変えれます。ヴォーカルさんのキー変更にも対応できるようになります。慣れてきたら変則のコード進行も覚えましょう。
③TTP(徹底的にパクる)
TAB譜があればTAB譜を覚える。なければ自分の耳で音をコピーしましょう。
どうしてもわからない箇所はセッションなどで上手い人に相談して上手い人の真似をします。TTP(徹底的にパクる)です。
練習した曲は常に録音して客観的に聴き直しチェックがおすすめです。
バッキングを作って一人セッションも練習になります。
バッキング動画を多数つくっていますので練習に使ってください。
https://www.youtube.com/channel/UCVFfuiOgmLMG91hcLdIUNVw
関連記事
- ①Ain’t Nobody’s Business (Freddie King)
- ②My Babe (LITTLE WALTER)
- ③T-Bone Shuffle (T-Bone Walker)
- ④Messin' With The Kid (Junior Wells, Buddy Guy, John Mayall)
- ⑤I’m Ready (Muddy Waters)
- ⑥Good Morning School Girl (Muddy Warers)
- ⑦All Your Love (Otis Rush)
- ⑧Baby Please Don't Go (Muddy Waters &The Rolling Stones)
- ⑨Mannish Boy (Muddy Waters)
- ⑩Walking By Myself (Jimmy Rogers)
- まとめ
ブルースセッション定番曲よく演奏される曲 第二弾 10曲を厳選して紹介!!
①Ain’t Nobody’s Business (Freddie King)
女性ブルースシンガー=ベッシー・スミスの歌で有名な1曲です。8小節ブルース進行でブルース進行ちょっと難しいです。カヴァー曲によっても進行が変わります。
スローテンポで演奏されることが多く、フレディ・キングとBBキングのYouTubeを紹介しています。全然曲調がかわりますので比べてみて下さい。
おそらくこれでコード進行はあっていると思います。
|C♯7 | F7 | F♯7 | Gm7
|C♯7 B7 | E♭7 G♯7 | C♯7 F♯7 | C♯7 G♯7
| Ⅰ♯7 | Ⅳ7 | Ⅳ♯7 | Ⅴm7
| Ⅰ♯7 Ⅶ7 | Ⅲ♭7 Ⅴ♯7 | Ⅰ♯7 Ⅳ♯7 | Ⅰ♯7 Ⅴ♯7
YouTube参考動画
Freddie King キーC♯
B.B.King キーA♯
②My Babe (LITTLE WALTER)
リトル・ウォーターの曲です。ブルース・ハーモニカ奏者。12歳のとき故郷を離れ、ニューオリンズなどで活動した後にシカゴに住むようになって、マディー・ウォーターズのバンドに参加されています。この曲も他ブルースマン、ロックなど多数のアーティストがカヴァーしています。キーFです。
TAB譜
https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/little-walter/my-babe-tabs-2325299
YouTube参考動画
③T-Bone Shuffle (T-Bone Walker)
前の記事でも取り上げましたストーミー・マンデイで知られるT-ボーン・ウォーカーの曲ですストーミー・マンデイほどではありませんがこちらもブルーセッションでよく演奏されます。アルバートコリンズ、BBキングなどたくさんのブルースマンにもカヴァーされています。キーG 12小節ブルース進行です。
TAB譜サイト
https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/t-bone-walker/t-bone-shuffle-guitar-pro-1145913
YouTube参考動画
④Messin' With The Kid (Junior Wells, Buddy Guy, John Mayall)
ジュニア・ウェルズの12小節ブルース進行8ビートの曲です。キーCです。音源参考ののYouTubeではギターはバディ・ガイが弾いています。
この曲は基本的には8ビートの12小節ブルース進行です。
フレーズもとてもシンプルなものなのですぐに弾けるようになると思います。
キメのフレーズはバンド全員で歌の時もソロ回しの時も全て入ります。
YouTube参考動画
⑤I’m Ready (Muddy Waters)
マディー・ウォーターズの曲で16小節ブルース進行です。
ヴォーカルの部分は16小節の進行になります。ソロは通常の12小節です。音源はハーモニカソロです。リフはこの曲を選んだヴォーカルが弾くと思いますがヴォーカルだけのかたもいますので弾けるようにしておくほうが良いです。
TAB譜のサイトです。(基本無料ですが、有料版もあるようです。英語サイトですので有料版を見られる方は自己責任でお願いします。)
TAB譜を確認したいときにこのサイトは私も良く見に行きます。(無料版です)
https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/muddy-waters/im-ready-guitar-pro-1136976
歌の部分 16小節です。
D7 | D7 | D7 | D7 |
D7 | D7 | D7 | D7 |
G7 | G7 | D7 | D7 |
A7 | G7 | D7 | D7 |
ソロは12小節ブルース進行です。
YouTube参考動画
⑥Good Morning School Girl (Muddy Warers)
この曲もワンコーラスの長さが通常のブルースの12小節とは違っています。
この曲も譜面の書き方はリズムの捉え方次第で変わってくると思います。
音源はマディー・ウォーターズとジュニア・ウェルズを紹介しています。他にもカバーしているアーティストがいますので聴いてみて下さい。
TAB譜サイト
https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/muddy-waters/good-morning-little-school-girl-guitar-pro-1741301
YouTube参考動画
(muddy waters )キー E
(junior wells) キー A
⑦All Your Love (Otis Rush)
オーティス・ラッシュの曲です。多くのアーティストがカヴァーしています。
曲も普通のブルース進行ではなく始めは8ビート(ルンバ調)歌のところ マイナーブルースで途中でソロはシャッフルのリズムに変わりキーもマイナーブルースから普通のブルースに変わります。歌が始まると8ビート(ルンバ調)のマイナーブルースに戻ります。どちらのリズムも12小節ブルース進行です。
演奏される頻度はそんなに多くはありませんせんがブルースの定番でもありますので取り上げました。
TAB譜サイト
https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/otis-rush/all-your-love-i-miss-loving-power-2481083
YouTube参考動画
All Your Love Otis Rush キーF♯
All Your Love steive ray vaughan キーG
⑧Baby Please Don't Go (Muddy Waters &The Rolling Stones)
基本歌の小節は8小節でソロは12小節ですが、ハーモニカソロの部分では8小節のところもあるのでこれは演奏する側とくにヴォーカルの気分によるかなと思います。キーもGとEが多いようです。YouTubeはキーEです。
YouTube参考動画
Muddy waters
⑨Mannish Boy (Muddy Waters)
マディー・ウォーターズの曲です。
最初っから最後まで使われているコードはA7のみになっていて、リフを繰り返し続けるブルースです。
ワンコードブルースの形式は1小節の「A」のみです、尺の概念は無くひたすら1小節を繰り返し続けます。
この曲はベテランの方が取り上げる率が高いと思います。ブルーセッション、ブルースの曲をよく知った方でないとなかなか歌えないブルースです。
ただセッションの時はコードも一発なので覚えやすいと思いますので音楽を聴きこんでバッキングの練習をしてみてください。
こちらもTAB譜サイト(基本無料)
https://www.songsterr.com/a/wsa/metallica-fade-to-black-tab-s20t1
YouTube参考動画
⑩Walking By Myself (Jimmy Rogers)
この曲は、上記のような8小節の進行になります。サビの部分でブレイクがあります。
ソロの部分ではフレディ・キングは12小節ですが、ジミー・ロジャースは8小節になっていますので、セッションでする場合はヴォーカルに確認するのがいいと思います。それか前もってヴォーカルの方がソロは8か12小節でとか合図があったりします。TAB譜サイトも記載していますので参考にしてみて下さい。
TAB譜サイト
https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/jimmy-rogers/walking-by-myself-power-304580
YouTube参考動画
jimmy rogers
まとめ
NO.1よりは演奏する頻度は少ないですがこの10曲も押さえておきましょう。
セッションによってはヴォーカルさんの選んだキーで弾かなくてはいけなくなることもありますので、色んなキーで弾けるようにしておきましょう。
慣れるまではどの曲かわからないと思いますが、完璧に弾けるようになる必要はありません。(将来的にはなるほうが望ましいです)
セッションで知らない曲が出てきた場合は曲が分からないとヴォーカルさんに伝えればわかる曲を選ばれるのでまずは参加してみて慣れることから始めてみましょう。
ブルーセッションとはすごくディープな世界に感じるかもしれませんがブルースセッションはもっと気楽に参加できるものです。知らない人どうしが音楽で一つになる場所です。参加している人はみな音楽が好きで集まっているので初めは緊張しても2回.3回と通っていくうちにすぐに仲間ができて慣れてきます。
それではこのへんで。