■ギターの完コピは本当に上達するのか
こんにちは ギター歴20年のなべQです。
今日はギターの完コピについて記事にしていきます。
□上達のするにはどうすればいいか?
初心者の方でなかなかギターが上達しない。何を練習にすればいいのか分からない。という方コピーをしましょう。
コピーにはコードの押さえ方、メロディー、スケール、リズムすべてが詰まっています。一曲通してコピーをすることでいろいろなことが学べます。
□どこまでコピーすればいいのか?
タブ譜を読み押さえ方やリズムを練習して、慣れてくれば完コピをお勧めします。
はじめのうちは完璧は求めなくていいです。完璧を求めると嫌になりますからね。
1曲が弾けるようになったらうれしいのでまた頑張ろうと継続でます。
最初はコードフォームを覚える、押さえる、次にリズム通りに弾いてみる。
難しければテンポを落としてメトロノームに合わして弾いてみる。ソロは一音、二音とばしてもOK。最初は原曲らしく音楽が聞こえれば問題なしです。
一曲通しで弾けたという自信が大切です。後から苦手なところがあればそこを重点的に練習すれば、一曲完成です。
この練習に慣れて弾けるようになってきたら、完コピに挑戦していきます。
完コピとは、実際のアーティストの曲と音、リズム、音色等ほとんど変わらないことです。譜面では表現できない部分のチョーキングの音程、ソロの音の強弱、ミュート加減、機材、ギターの種類など徐々に精度をあげていきましょう。そう意識していくと今まで気付かなかったことが気づくようになります。
□コピーをするメリットはあるのか?
まずは弾けるようになったら楽しい。好きなアーティストなので挫折しにくい。
改めてコード表やリズムの勉強をしなくてもコードやリズムが覚えられる。
ある程度同じアーティストの曲をコピーしていくと癖というのもわかってきて新しい曲にとりかかるときも上達が早くなりますし、なりより好きなアーティストの手癖をしることは嬉しいことです。
ギターはもちろん、アンプやエフェクターによる音使いも勉強になります。
ピックの持ち方、右手の手のひらはブリッチのどの位置に置いているのかなど
も自分のプレイに反映することができます。
□よく言われる、コピーをするとオリジナリティが無くなるのではなか?
オリジナリティの出発点は、コピーにあります。曲を知らなければオリジナルもできない。スポーツでも勉強でも始めは真似から始めるのと同じで音楽もコピーから始まります。徹底的にパクるです(TTP)。
まずは何のためにギターを弾くかを考えたら、必然的にそうなります。好き歌手のように弾き語りをしたい、あのギタリストのようにギターをかき鳴らしたいと思ったからギターを弾くのではないでしょうか、コピーをせず何をするということです。
好きなアーティストの楽曲をその通りに身につける が コピーで
好きなアーティストの楽曲をを研究し、より良い音楽を身につける それが アレンジや応用です。
好きなアーティストの音楽そのものから自由になる それが、独自のプレイスタイル確立=オリジナリティです。何度も言いますが上達するにはコピーです。
ただ何も考えず曲だけをコピーしているだけでは何も生まれません。
自分がコピーで吸収したものを理解し、研究した結果、オリジナリティは生まれます。基本を知らずしてオリジナリティは生まれません。
□どんな曲をコピーすればいいのか?
完コピはリズム、音色、音の長さ等アーティストの音楽と全く同じぐらいコピーするので、いきなりこれはハードルが高いので、はじめはタブ譜の譜面と同じように弾くぐらいで良いです。厳しくしすぎると継続が難しくなります。楽器に限らずなんでもそうですがはじめは続けられるレベル続けていくことが大切です。聴いて、譜面をみて弾けそうと思う曲から弾いてみる。あコレ難しいと思ったら別の曲に挑戦する。
そうすれば「ああああああああ!難しい辞めた」とはならないはず。
□まとめ
私自身も完コピを始めています。今更?はい、すいません。アドリブ練習に明け暮れていましたのでここ20年以上前から完コピはしていませんでした。
なぜ完コピをはじめたのか練習に行き詰ったからです。
完コピをしてみると改めて自分の力のなさとフレーズ、リズム、音使いの新鮮さにふれることができます。
これを読まれている方は多分初心者の方が多いと思いますので、
ある程度コピーが弾けるようになったら基礎練習として運指練習 簡単な理論 アドリブを取り入れていきながら完コピをする事をお勧めします。
アドリブができるようになったらコピーがめんどくさくなるのでしなくなります(以前の私)。アドリブは結局自分の持っているフレーズしか引き出せないので演奏がワンパターンなって発想が止まってしまいます。なのでコピーをして自分の引き出しを増やし続けていくことが大切です。そして研究を重ねご自身の成長に繋げていってほしいです。
それではこのへんで。